CMは、商品やサービスの認知拡大と売上向上を狙い、魅力を伝えて消費者の購買や行動を促す役割を果たします。また、ブランド力強化のため企業理念を訴えるCMも存在します。
CMの中でも、テレビCMは特に老若男女、幅広い層にアプローチできる広告手段といえます。コロナ渦明け以降からよく目にするようになった転職サービスや求人情報関連のテレビCMを放送する場合、どんなCM枠の探し方ができるのでしょうか。
テレビCMの効果
テレビCMの効果は4つに大別されます。
即効性
時期や投下量などの柔軟性が高く、集中的に出稿する方法によって短期間で企業や商品のブランド認知度を上げることができます。
・幅広い顧客をカバー
テレビの普及率は現在も高水準であるため、老若男女問わず幅広い層にリーチできます。番組内容によって視聴者の世代や性別を想定しやすく、ターゲットをセグメントしやすいというメリットもあります。
聴覚・視覚に訴えられる
商品・サービスのイメージを、視覚や聴覚に効果的に訴えることができます。視覚と聴覚に同時に訴えかける力は、紙媒体などにはないテレビCMならではの強みです。
信頼度が高い
テレビ広告は出稿にあたって、出稿する企業・サービスを審査する「業態審査」と、CMの表現内容をチェックする「CM考査」があり、これによって広告の質が担保されていることも信頼度の高さにつながっています。
ターゲティングの仕方
マーケティングは商品を消費者に届ける活動で、その中でも重要なのがターゲティングです。これにより、最適な客層を特定し、販売効率と成約率を高めます。性別や年齢、地域、職業、収入、ライフスタイルといったデータを基に、市場を絞り込んでいくことになりますが、この市場をデータで区分していく作業を「セグメンテーション(Segmentation)」といいます。「ターゲティング」で顧客層を絞り込み、最後に商品やサービスの魅力をどういう風に伝えるかを決める「ポジショニング(Positioning)」といったフローで語られます。
転職サービスのCMはビジネスパーソンの在宅時間である夜を中心に放送される傾向にあります。これはビジネスパーソンが仕事から帰宅してリラックスしている時間帯を狙っており、この時間帯は一日の忙しさから解放され、将来について考える余裕が生まれやすいと判断されているからでしょう。このように、視聴者の生活パターンと心理状態を考慮した上で最も関心を持ってもらいやすいタイミングを選ぶこともターゲティングでは重要になります。
テレビCMの放送時間帯やチャンネル、エリアなどは、広告出稿の際に選定されますが、その種類(タイム・スポット・SAS)によってターゲティング方法は異なります。
タイムCMの場合
テレビCMを流す番組と秒数を指定して枠を購入する「タイムCM」。
契約は2クール(6カ月間)単位が基本です。特定の番組を指定するということで、番組の視聴者層をターゲティングすることができます。
放送エリアは、キー局系列各局で放送されるネットタイムと、各局の放送エリアに限られるローカルタイムの2種類があります。全国の視聴者がターゲットという場合はネットタイムを活用することもありますが、それなりの予算が必要となります。
スポットCMの場合
テレビCMを流すエリア・期間・放送局・時間帯・GRPを指定して買う「スポットCM」。
出稿する番組は選べませんが、おおまかな時間の指定は可能です。
例えば、ビジネスマンがターゲットであれば、朝(出勤前)・夜(帰宅後)、および土曜・日曜、といった放送時間帯を指定することができます。
SASの場合
CM枠を15秒1枠から購入できる「SAS」を商品化している放送局であれば、放送日時、番組などを決めて枠を購入するこができます。1枠からほしい枠だけ選択できるので、ターゲットではない視聴者に多く見られてしまう=無駄打ちが減り訴求したいターゲットに効率よくアプローチできます。
※現在、SAS参入局様・エリアは増加中ですが、すべての放送局様がSASを導入している訳ではないため、カバーできないエリアもあります。
CMにかかる費用とは
テレビCMでは、大きく分けて2つの費用が必要になります。
CM枠を販売しているテレビ局に支払う「テレビ広告放送料」(注*)と、テレビCMの「制作費」です。
(注*)タイムCMの場合は電波料+番組制作費、ネット番組の場合はネット料となり、スポットCM、SASの場合は広告放送料となります。
制作費はさまざまなものがあり、具体的な内訳としては企画料や撮影・編集の費用、出演タレントの契約料および出演料などがあります。
契約料が出演料の高い有名タレントや一流スポーツ選手を起用したものであれば跳ね上がり、海外ロケや特殊な撮影方法を実施しても費用が高額になります。
逆に言えば、有名タレントを起用しない、静止画や簡単なアニメーションを使う、WEB広告等で使用した動画を素材とするといったことをすれば、制作費は抑えられます。
また、放送料金は前述のタイムCM、スポットCM、SASで、それぞれ費用や条件が大きく異なります。
枠ファインダの「プランニング作成」機能とは?
もしあなたが転職情報サービスの広告担当者で、実際にテレビCM枠の出稿プランを検討されるならば、ぜひおすすめしたいのがSASのCM枠を探すことができる枠ファインダの「プランニング作成」機能です。
枠ファインダの「プランニング作成」とは、実際のサービス画面を操作しながら細かな出稿条件を設定することで、ターゲットパーコストが安い枠を選択できる機能です。
では、実際に「転職」に関するCMのプランニング作成をしてみましょう。
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プランニング作成で出稿条件を設定する
プランニング作成で必要な出稿条件とは、CM出稿のキャンペーン期間や規模、特に予算やGRP、出稿ターゲットなどの情報が必要です。
枠ファインダのプランニング作成では、そういった条件項目の設定ができ、出稿ターゲットを指定するのに有効なターゲットデータも搭載しています。
プランニング作成をする際には、「規模・ターゲット」の入力欄でデータの種類からターゲットデータを設定することで、より条件に合うCM枠を表示することができます。
今回は、ターゲットデータのデータ特性グループを「日常意識」に指定し、さらにその特性を「転職・転業はいとわない」に設定して「プランニング実行」を行います。
サブターゲットの設定でCM枠を比較してみる
プランニング実行結果画面で、最初に設定したターゲット設定とは別にサブターゲットを設定することができます。
今回は、サブターゲット設定で別のデータ種類から特性グループを「サービス関連」に設定し、さらに特性を「関心をもって広告を見る:転職支援サービス」を選んでみます。
このように、サブターゲットも設定することで、枠の比較をすることができます。
作成したプランニングデータはプラン一覧に保存できるので、一覧からいつでも確認することができます。
プランニング作成の活用でCM枠の検討が便利に
枠ファインダでは、プランニング作成だけでなく、様々な探し方で複数の放送局様のテレビCM枠を検索し、ターゲティングデータを活用しながら、より効率的にCM枠を比較検討しながら、購入予約申込みまで進めることが可能です。
実際に購入予約申込みいただけるのは、広告会社様のみとなりますが、下記の枠ファインダの利用申込みページから利用のお申込みをしていただくことで、広告主様も実際のCM枠の検索や比較をしていただけます。
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